実験器具の紹介シリーズ:今週は二股試験管を紹介します。
二股試験管は名前通り試験管の底が2つに分岐した形状になっている試験管です。分岐した一方は凹ませて管の内側に突起を設けています。「Y字試験管」という別名もあります。
この試験管は簡易的な気体発生装置として用いられます。固体試薬と液体試薬の組み合わせ(最もメジャーな組み合わせは石灰石(炭酸カルシウム)と塩酸で二酸化炭素を発生させるヤツでしょうか?)で使われ、突起が付いている方に固体試薬、突起のない真っ直ぐな方に液体試薬を入れます。気体を発生させたいときに試験管を(固体試薬が入ってる方が下になる方向に)傾けて液体試薬を固体試薬に注ぎ入れて反応させます。反応を止めたいときは反対方向(液体試薬が入っていた方が下になる方向)に傾けて固体試薬側から液体試薬を液体試薬が入っていた側に戻します。その時固体試薬側の突起に固体試薬が引っ掛かり液体試薬のみを移動できるので、反応を停止させることができます。このように二つの試薬を簡単に分離できるので必要量だけ気体を発生させることが可能になります。
現在家には一つのみあります。
現在家にある二股試験管(Y字試験管)
付属品合わせての「さ状ガス発生器」
Bitly
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自分はモノタロウにて購入しました(送料を無視するとモノタロウの方が安いかも…というかアマゾンも送料有料になっちょったw)
ナリカのさ状ガス発生器・小型。
管径:18mm
付属品の穴あきゴム栓とL字管を含めて「さ状ガス発生器」としています。
付属品の穴あきゴム栓およびL字管(一体化しています)
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